01 私たちの想い
まるで馴染みのある友人の家のような
2007年1月、大阪府泉佐野市で初となる『認知症専門デイサービス』を開所しました。
開設当所からこだわったのは、いかに事業所(施設)っぽさをなくすか、いかに落ち着いた穏やかな環境を作れるか…です。
古民家を改装し、梁や欄間を残した空間で、ご利用者様にとって「馴染みのある空間づくり」を大事にしてきました。そのために、職員は制服を着用しない、派手なロゴや事業所名のついた送迎車で迎えに行かないといった、「デイサービスを感じさせない雰囲気や心配り」にこだわってきました。
02 和草(にこぐさ)のいち場面
03 私たちの役割
「和草(にこぐさ)」とは
古いことばで、生まれたばかりの柔らかい葉っぱや茎という意味で、「にこにこ」の語源となったことばといわれています。ご利用者様の笑顔がご家族の笑顔につながり、周りの人の笑顔にもつながる、そんな『にこにこの連鎖』。それが、「デイサービス和草」の考え方の原点です。
併設のケアプランセンター和草には、経験豊かなケアマネージャーが、ご利用者様やご家族様の生活やご要望をきちんとお聞きし、お一人おひとりに合ったケアプランを作成いたします。話しやすい雰囲気、わかりやすい説明、常に丁寧な対応を心がけています。介護保険申請代行、ケアプランの作成、介護相談も随時、お受けしております。お気軽にお問い合わせください。
福祉には『同じ正解』はありません。100人いれば100通りの正解を目指し ご利用者様とそのご家族様の人生に寄り添います。
04 会社=人財
会社運営で最も大事なのは「人」。
ハード面の整備だけでなく、「職員の暇つぶしのレクはしない!」をモットーに、『本当に楽しんでいただけるレクリエーションとは』『自分たちの家にも飾りたい作品作り、自分たちの家族にも自信をもって利用してもらいたいデイサービス』「おしゃべりを一番楽しんでもらえるデイサービス」とのそれぞれの職員の思いを形にするために精進を続けています。
「認知症デイ」だからこそ地域で担える役割を意識し、数年前から「認知症カフェにこぐさ」を開催し、ご家族がホッとできる場、情報交換や共有の場、そして、地域の認知症介護の駆け込み寺になれたらと思っています。
平成30年には、近医で当所の連携医療機関でもあった小笠原医院の敷地内に移転することとなり、古民家とはまた違った趣の素敵な一軒家で心機一転、営業させていただくこととなりました。
今後も、ご利用者様、ご家族様、地域の皆様とともに、職員一同、皆様に必要とされる事業所を目指して邁進してまいります。
05 本当の福祉
「介護福祉って3K?? いえ 3Hだよ」
本当の福祉は、きつい きたない きけん の3Kじゃなくて、利用者 家族 職員がHappyの3Hなんです。
みんなのHappyを引き出す方法は、たくさんあります。あなたの得意なこと、好きなことが、誰かの笑顔につながります。たとえば、当所には、暇さえあれば『稲川淳二』を聴いているほどホラー映画が好きな職員がいます。
そんな職員の渾身のレクリエーションは、『本気の番町皿屋敷』や『本気のお化け屋敷』でした。好きなことだから一生懸命、一緒に愉しむことを考えられる、質の高いレクリエーションにつながりました。
自慢できるような『好き』が思い当たらない方でも大丈夫!
『しゃべることが好き』は当所では大きな武器です!
楽しいおしゃべりは脳を活性化しますし、楽しい時間はあっという間に過ぎます。
『しゃべることが苦手』な職員も活躍中です。食事作り、入浴やトイレ、個別にかかわる仕事もたくさんあります。
こつこつルーティンに取り組む職員も必要です。「みんな違って、みんな良い」です。小さな事業所だからこそ、あなたのキラッと光る個性に応じた適材適所を一緒に考え続けることが出来ます。
「本当にしたいケアは何?」
認知症デイだからできる 本当にしたいケア 「その動きは(レクや機能訓練 声かけ)利用者様ご本人のためになっているの?」
『誰のためのケアなのか』『今のケアの根拠や理由を説明できるのか』開所当所から、スタッフ会議で幾度となく、全員で考えてきたことです。説明のできないケア、感情だけのケアはプロの仕事ではない。
『温かいハートと冷静な頭』よく言われることですが、常に忘れてはいけないと自戒しています。
「各世代間フォロー」
子どもが小さく、急な発熱や体調不良が多い!年々、不調が出てくる!親の介護の心配がでてきた!孫の世話を急に頼まれる!等々…それぞれのライフステージで、働ける環境は違います。
自分は元気でも働けないもどかしさ、働きたいのに思うように体がついてこなくなるもどかしさ、環境も事情も様々ですが、「和草はチーム」です。今はフォローしてもらうばかり、迷惑かけてばかりと思っていても、ずっと同じ環境の人はいません。今度はフォローする側になります。
「迷惑かけてごめんね!次はフォローするから!」と、みんなが笑顔でフォローできれば、「ここで働きたい!このメンバーで働きたい!」とさらに良いチームができると信じています。
「福祉にはまる」はまれ!!
どの仕事でもいえることかもしれませんが、福祉も奥が深い仕事です。決められた時間だけ働く「仕事」にするのも一つですが、自分の経験やオンやオフの時間の全てが誰かのHappyにつながるかもしれない、自分の『楽しい!』が誰かのHappyを引き出す材料になるかもしれない、そんな風に考えると「仕事」が「ただの生活の糧」ではなく、「はまるライフワーク」になるかもしれません。
福祉とは実はそんな夢のある仕事です。そして、和草は、職員がワクワクしながら働くことを応援し、実現できる事業所です。
「認知症」
さまざまな療法があるなか、結論は 利用者の好きなこと(趣味 特技)が続けられ、その日、その時間を楽しめること が一番の刺激になる。よく笑うこと 和草の由来のニコニコする時間がいかに多く持てるかを考えています。
『デイサービスは楽しむところです!』
テレビだけつけて、ぼーっと過ごす場所はデイサービスでなくて良いと思うのです。
「デイサービスの一日の利用料は、ディズニーランドより高い。楽しむ場所であるなら、エンターテインメントやホスピタリティなど、通じるもの、学ぶべきものがあるのではないか。」職員にはそんな話をよくします。